平成11年6月17日
玉置 則裕先生

顎関節症に入門して

 

現代歯科医学で、咬合の再構成において、最も問題とするところは、咬合すべき下顎位をどこにおくかということです。
 下顎位を決定する基本的な要素は、顎関節症と上下顎の咬合であり、それをコントロールしているのが神経筋機構と考えられます。
 タイトルを「顎関節症に入門して」と決定したのは、顎位と咬合の勉強には、下顎の偏位を伴う顎関節症3型を臨床で治していくことが一番近道と考えました。
 今回、私の臨床の中から2症例を提示致します。