平成11年6月17日
井上 秀人先生

私のインプラント症例


上顎3本、下顎7本プロネマルクインプラント埋入症例 52才 男性

 高血圧の為、降圧剤を服用中の方で、降圧剤の影響で下顎の歯肉に腫脹がみとめられた。初期治療後に、インプラント埋入を行った。
骨の再生能力を高める為に、ビタミンC.B類の投与と、プロテインパウダーを食品として摂取していただいた。
 下顎臼歯部の埋入では、オトガイ孔前方では、20mmの長いフィクスチャーを埋入した。その際、オトガイ孔の位置をオペ中に確認し、垂直距離を測定し、その前後にインプラント埋入を行った。
 下顎両側の臼歯部の二次オペ終了後、テンポラリークラウンセット時に、咬合高径を改善した。
 咬合関係が安定してから、上部構造を作成した。臼歯でものが噛めるようになってから、体調も良くなり、血圧が安定し、高くなくなってきた。
降圧剤も投与量を少なくしてもよくなった。
 下顎の安定が確保されてから、上顎の補綴を行った。
 エスティコーンアバットメントを使用し、良好な審美性が再現された。